「長い長いさんぽ」を読みました。
2006年 01月 28日
ブログ名を「酒と猫の日々」としながら、酒の話はあっても猫の話がないマイブログ。
では何故「猫」をブログ名にしたのか!?「酒の日々」でもいいじゃないか。
と、思うこともしばしば。
実は私もかつて猫を飼っていた。
学生時代の友人には私と猫をセットで覚えている人も少なくない。
大学の近くにおんぼろ一軒家を借りて女友達と暮らしていた頃は、その家が友人の溜まり場になっていた。
白い雌猫とキジの雄猫が2匹いた。(大家さんには秘密・・・)
その家を「猫屋敷」と呼ぶ人もいたくらい。
いつもコタツを囲んで、お酒を飲みながら友人がワイワイガヤガヤ。
コタツ布団の端っこにはちょこんと猫。
その時一緒に暮らしていた友達は、今私の名前を付けた猫を飼っている。
今現在は賃貸マンションに住んでいるため、猫を飼う事はできない。
新興住宅地なので、野良猫も見た事がない。
ヘイポーも「猫を飼うなら犬を飼いたい。」というから、
多分今後も猫と暮らすことは難しいと思う。
でも忘れられない。
猫と暮らしていた頃の、布団の中で私のわきの下で寝ていたかたまりの暖かさを。
夜の道を歩いて帰って来ると、どこからかリンリンリンと鈴の音がなってきて、
私の足元にまとわりついて離れなかったあの柔らかさを。
そんなわけで、ブログで猫との生活をupしているものを見つけると
ついついコメントしてしまう。
ブログで猫の姿を見させてもらうことで、今の寂しさを忘れさせてもらっている。
いつもありがとうございます。皆さん。
新聞の書評欄で見つけた漫画。
須藤真澄
の「長い長いさんぽ」。
久々に猫と暮らした日々を思い出してしまった。
帰り道のバスの中で読んでいたら、涙が止まらない。
すごくすいていたし、一番後ろの席に座っていて良かった。
絵柄とか、ちょっと抵抗があってなかなか入り込めなかったりしていたんだけど、
そこは猫好き、いつのまにか漫画の中に吸い込まれている。
主人公である老猫ゆずの最期をみとれなかった作者の悲しみと後悔の念。
全部全部突き刺さる。
「何もそこまで」と思う人もいるだろう。
でも、人間同士と違って「言葉」をコミュニケーションの中に含まない間柄なだけに
余計に動物に対して思いが募る事がある。
感触とか、匂いとか、気配とか。
そういう物に対する喪失感は、人間同士と変わらない。
最初は人間が猫(動物)を選んで一緒に暮らすことになったと思っているが、
いなくなってこそ実は猫(動物)の方が人間の方へ来てくれたんだとわかる。
彼らの方がよっぽど冷静だ。
こんなに目を泣き腫らしたりする事はない。
仲間が亡くなっても、飼い主が亡くなっても、いつも静かに見送ってくれる。
最後の最後に、作者がゆずの為にも生きなくてはと思うところ、
新たな猫が家にやってくるところまで読んで、やっと涙が止まる。
でも何度も読み返すのが怖い。あまりにもリアルで読むのが辛い。
漫画なのに!
いや、漫画だからこそ。
では何故「猫」をブログ名にしたのか!?「酒の日々」でもいいじゃないか。
と、思うこともしばしば。
実は私もかつて猫を飼っていた。
学生時代の友人には私と猫をセットで覚えている人も少なくない。
大学の近くにおんぼろ一軒家を借りて女友達と暮らしていた頃は、その家が友人の溜まり場になっていた。
白い雌猫とキジの雄猫が2匹いた。(大家さんには秘密・・・)
その家を「猫屋敷」と呼ぶ人もいたくらい。
いつもコタツを囲んで、お酒を飲みながら友人がワイワイガヤガヤ。
コタツ布団の端っこにはちょこんと猫。
その時一緒に暮らしていた友達は、今私の名前を付けた猫を飼っている。
今現在は賃貸マンションに住んでいるため、猫を飼う事はできない。
新興住宅地なので、野良猫も見た事がない。
ヘイポーも「猫を飼うなら犬を飼いたい。」というから、
多分今後も猫と暮らすことは難しいと思う。
でも忘れられない。
猫と暮らしていた頃の、布団の中で私のわきの下で寝ていたかたまりの暖かさを。
夜の道を歩いて帰って来ると、どこからかリンリンリンと鈴の音がなってきて、
私の足元にまとわりついて離れなかったあの柔らかさを。
そんなわけで、ブログで猫との生活をupしているものを見つけると
ついついコメントしてしまう。
ブログで猫の姿を見させてもらうことで、今の寂しさを忘れさせてもらっている。
いつもありがとうございます。皆さん。
新聞の書評欄で見つけた漫画。
須藤真澄
の「長い長いさんぽ」。
久々に猫と暮らした日々を思い出してしまった。
帰り道のバスの中で読んでいたら、涙が止まらない。
すごくすいていたし、一番後ろの席に座っていて良かった。
絵柄とか、ちょっと抵抗があってなかなか入り込めなかったりしていたんだけど、
そこは猫好き、いつのまにか漫画の中に吸い込まれている。
主人公である老猫ゆずの最期をみとれなかった作者の悲しみと後悔の念。
全部全部突き刺さる。
「何もそこまで」と思う人もいるだろう。
でも、人間同士と違って「言葉」をコミュニケーションの中に含まない間柄なだけに
余計に動物に対して思いが募る事がある。
感触とか、匂いとか、気配とか。
そういう物に対する喪失感は、人間同士と変わらない。
最初は人間が猫(動物)を選んで一緒に暮らすことになったと思っているが、
いなくなってこそ実は猫(動物)の方が人間の方へ来てくれたんだとわかる。
彼らの方がよっぽど冷静だ。
こんなに目を泣き腫らしたりする事はない。
仲間が亡くなっても、飼い主が亡くなっても、いつも静かに見送ってくれる。
最後の最後に、作者がゆずの為にも生きなくてはと思うところ、
新たな猫が家にやってくるところまで読んで、やっと涙が止まる。
でも何度も読み返すのが怖い。あまりにもリアルで読むのが辛い。
漫画なのに!
いや、漫画だからこそ。
by clucy5989
| 2006-01-28 13:24
| 本