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↑チャームポイントはしゃくれと鎖骨。のんだくれ「元」カリスマ販売員の日常@新潟。♪生まれた、生まれた、何が生まれた~♪娘がうまれました。


by clucy5989
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ETV特集「オレを覚えていてほしい~ガン漂流・作家と読者の850日」

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久々にキチンと座ってTVを見た。
テレビのキライなヘイポーと並んで1時間半、じっとして。無言で。

奥山貴宏氏の事は、あまりよく知らなかったけれど、
どうしてまたこんなにTVの画面に吸い付けられてしまったのか。
今は亡き、TVの中だけの彼から発せられるエネルギーにすっかり叩きのめされた。

奥山貴宏氏 オフィシャルHP



 異色の闘病記がインターネットで、書籍で、ひそかな話題を呼んでいる。著者は奥山貴宏さん、職業はフリーライター。今年4月、肺がんのため33歳で亡くなった。2003年2月、風邪をこじらせて訪れた病院で突然「余命2年」と診断された奥山さんは亡くなる前日までホームページ上に闘病日記のブログをアップし続けた。

 命の終わりを告げられても変わらず仕事を続け、大型バイクに乗り、クラブに通い続ける奥山さんの姿は10~30代の読者たちの共感を呼び、ブログは160万ヒットを獲得してきた。読者と奥山さんの間では「おいしいそば屋を紹介して」「早く死ぬ事は不幸か」「ホスピスに入る事はロックか」などさまざまな会話や議論が交わされ、亡くなった今も読者からメッセージが送られ続けている。奥山さんの日記は期せずして、ふだん本を読まない若い世代に「死」、そして「生命」について考えさせる「命の対話」ともなってきた。その日記を書籍化した「ガン漂流」は、まもなく3冊目が出版される。

 映像による闘病記も存在する。カメラを回したのは大学同期のCM・音楽ビデオディレクターの三好大輔さん。「生きている自分の姿を、文字だけでなく映像でも残しておきたい」と奥山さんが撮影を依頼したという。カメラの前で奥山さんはガンの脳への転移を話し、ひそかに書いていた小説の完成を告白する。

 死を考えたこともない、一人暮らしをする若い世代が急に命の終わりを告げられた時、何を支えにどう生きるか。この番組は、宣告された余命を越えて病と闘い、執筆に没頭した33歳の奥山貴宏さんと、その姿をインターネットや書籍を通して見つめた読者たちの記録である。

by clucy5989 | 2005-07-26 00:25 | 雑談